ロビビア・アカントプレグマ・ローゼイフローラ。
ロビビアの花、刺ともにチェコの「kaktusy-sukulenty-masozravky」というサイトを見ては、花の美しさと刺の美しさにうなされています。 植物のポテンシャルもさることながら、写真撮影が秀逸なので、植物のもつ美しさが本当によく分かります。 このサイトで紹介されているロビビアとCacus Brno(チェコ)の親和性が高いため・・・ 個人的にはここ数年で、「ロビビアの種を買うなら、Cactus Brno!」という感じになっています。 どうでも良いですが、奇麗なロビビアを見せてくれる西スラブ(チェコ・ポーランド) 美しい刺と肌色のギムノカリキウムを見せてくれる東スラブ(ウクライナ・ロシア、一部にはブルガリア) ・・・の固定概念ができつつあり、本当に彼の地で栽培された南米もののサボテンには美しいものが多くて驚かされます。 しかも、「どうしたらそんなに奇麗になるの?」との問いに、どなたも「普通に草花育ててますねん」的なゆるーい感じで回答くるにも関わらず、奇麗なのが出来上がっているのに驚かされます。 そんなゆるゆるで、こんな奇麗なサボテンができちゃうの? もう、気候が違うのか? 水が違うのか? 太陽の角度が違うのか? 冬の間、段ボールに入れて倉庫で保管してる人もいます。この休眠が良いのか? いずれにせよ、日本では再現が難しいのかな?と感じています。 そんな感じで、Brnoから導入したローゼイフローラ君です。 播種してから、キリンウチワチートを用い、まる2年ほどたちがますが、まだ花を見ていません。 しかしながら、ちょっとトゲの形に魅了されています。 ちょっと短刺っぽい個体なのか? それとも遮光が強かったのか?どちらかは分かりませんが、ちょっとピグマエオセレウス・ビーブリーを思わせるような刺になっています。 既に直径も10cmほどで、いい加減、花が咲いてもおかしく無いサイズなので、今年に開花を期待したいと思います。
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ギムノカリキウム・オブダクツム LF82 2018年に購入し、種を播いたのは2019年。 私も何故注文したのか・・・あまり記憶にありません。 よく知らないサボテンだし、「まぁ勉強、勉強」・・・という軽い気持ちでおまけ程度に播種したサボテンだと思います。 強い気持ちも特には無いので、接ぎ木させたりすることも無く、ひっそりと棚の影で育っていました。 ところが・・・よく見ると、かなり面白い形になってきて驚いています。 非常に扁平です。 テルマエ・ロマエの「平たい顔族」と言うセリフがふつふつと蘇ってきます。 本当に扁平で、大宰府天満宮で売っている「梅が枝餅」みたいです。(わかる人にしか分からない表現でごめんなさい)
ネットの写真でもここまで、扁平になっているのを見た事がありません。 恐らく用土の肥料切れの状態が長期間続いた為、ここまでの姿になったのだと思います。 写真撮影後、植え替えましたが、もう少しふっくらしてくれると思います。 今の形がそれなりに気に入っているので、ふっくらしてくれなくて良いのですが・・・ ギムノカリキウム・アルマツム LF597 ギムノカリキウムのアルマツム。 2017年に播種し、泣かず飛ばすの状態が続いていましたが、3年前に袖ケ浦に接ぎ木していたアルマツム君。 やっとどんなサボテンなのか分かるような大きさになってきました。 <2021年に接ぎ木したばかりの様子> 但し、このアルマツム君、大きくなったのですが、まだ開花を見た事がありません。 これら、天平・光琳系の「スカブロセミネウム・グループ (Scabrosemineum)」は花があまり咲かず、さらに咲いてもなかなか種が載りません。 チェコでは、アルマツムは種も株も本当に安価に販売されています。(実生苗でも500円前後) 安価という事はそれなりに増やしやすいサボテンなのだと思いますが、うちでは苦労しています。 (多分チェコは日本より涼しいのかな?) 黒刺は美しいのですが、ちょっとひねりの無い刺なんですね。
うねる様な刺が出てきてくれたら、それはそれで面白かった・・・というか取り扱いがしやすい。 こいつは、刺が直線的なので、鉢を持つ手に刺が突き刺さりそうで、ちょっと怖いです。 今、種子リストを見返してみると、「direct dark spines(直線的な暗い色のトゲ)」と確かに注釈がありますね。 私がサボテンを栽培している地域は、米つくりが盛んと言うほどではありませんが、それでも日本の平均的な栽培が行われています。 徒歩圏内にはJAによる脱穀工場(ライスセンター)もあり、収穫時には、軽トラでもみ殻詰め放題な環境になります。 そこで、昨年の秋から「もみ殻」を大量に漉き込んで、地植えのサボテン用土を改良してみようとトライしていました。 まだ、あまり経過はしていませんが・・・確実に根の張りは良くなってきている感じがします。 ランポーのキリンウチワ接ぎ降ろし苗 以前とは比べ物にならない程、ぐっと根張りが良くなっている気がします。 スルコレブチアのカキコです。
もみ殻以外にも燻炭や、牛糞も漉き込んでいます。 根がそうした肥料分も抱きかかえている感じになって来ています。 Youtubeの家庭菜園コンテンツにヒントを得ましたが、何となく良い感触が掴めてきたので、引き続き経過観察と改良点の検討を行ってみたいと思います。 去年の春くらいから、サボテンの接ぎ降ろし株を鉢や育苗トレーで行うのでなく、土壌に直接植え込んでみる実験をおこなっていました。 結論から言うと・・・正直、あまり成功しませんでした。 実験は去年の春から始めていましたが、最初の数カ月までは調子よく見えていました。 耕したばかりの土は「ふっくら」としており、土壌にも空気や根のでる隙間が沢山あったような気がします。 <去年の地植え直後の様子> しかしながら、水やりの度に、土壌は徐々に引き締まっていき、最終的にはカチカチになってしまいました。 この土が締まったタイミングくらいからサボテンの調子が悪くなった気がします。 土がある程度固まりきった7月以降は何か拗れたような株がチラホラ見えてきていました。 持ち上げ見ると! な!なんと、キリンウチワ君が無くなっているではないですか!!! ・・・とまあこんな感じで、あまり調子は良くありません。 マミラリア・ペレスデラロサエも30株ほど接ぎ木していましたが、半分はキリンウチワが腐敗して枯れ果てています。
残りの何株かはキリンから根がでていますが・・・弱い! 海外の安っすいドミトリーに併設されているシャワーの水圧並みに弱い。 地植えは失敗か・・・ そう思ったとき、「ひろちゃんファーム」と言う小規模菜園で野菜作りをしているYoutubeを目にすることがありました。 とにかく、この「ひろちゃんファーム」 もみ殻大好き。 一に「もみ殻」、二も「もみ殻」 三、四も「もみ殻」 五に「もみ殻燻炭」 ・・・という感じで土壌に大量のもみ殻を漉き込んでいるように見えました。 そして、土がふっくらしている感じです。 「おおっ!もみ殻!」 確かに、東南アジアで、普通の土に、もみ殻いっぱい混ぜてアストロフィッツムの兜を育てている人いたな・・・ そうだ!もみ殻を混ぜてみよう! (つづく) うちの温室では、トマトなどの野菜も育てています。 しかし、サボテンと野菜はなかなか両立できませんね。 野菜が害虫を寄せ付け・・・それはそれは・・・・ひどい事になっています。 しかしながら、サボテンだけ専念できない諸事情もあり、このままでいく予定です。 一方、うちの温室には野菜が元気に育つ事ができる無遮光の太陽がガンガンに刺す場所があります。 春や夏の間、こんな場所に、サボテンを置くと、一発で日焼けしてしまいます。 でも、今は冬。 トマトも枯れているし、場所も無いし ・・・という事で冬季限定で無遮光の場所に置いてみました。 無遮光下は、どうも温度がかなり上がるようで、冬にもかかわらず、サボテンがどんどん成長してくれています。 さらに刺も、見たことないような刺が出てきてくれています。 アカントカリキウム・シオナンサム・アウランティアカム LF0069a 下部の刺とは比べ物にならない強い刺が出てきてくれています。 なんとかこれを維持したいと考えていますが、アカントカリキウムの中ではアウランティアカムは暑さに強くは無いので、夏場はこの環境では厳しいかもしれません。 ロビビア・フェロックス これまた、南米病大好きな高温に弱いフェロックス君です。 最近、こうしたロビビアとかエキノプシスの強い刺のサボテンがついつい気になってしまいます。 ロビビア・バックベルギー・ノバ KP103 これも、普通のバックベルギーなのですが、直射日光に当てると、2段の団子のようになってしまいました。 2段目の刺がすごく強くなってきています。 ロビビア・ラテリティア・クッペリアナ
刺もののロビビア・エキノプシス系で、刺の強さは最高峰を誇るのでは?とは個人的には思っているクッペリアナ君です。 ポーランドやチェコなどの西部スラブ語圏の栽培家の写真でしか見た事はありませんが、「クッペリアナ」で紹介されているサボテンは本当に刺大魔王みたいな感じになっています。 家ではまだまだ、一年生なので、こんなものですが、将来的にはごっつい刺を出して欲しいです。 でも、夏には特に弱そう。(ポーランドとかチェコとか涼しそう~) 接ぎ木チートが欠かせなさそうです。 3年前に新しい温室でサボテン栽培を再開してから、再度ゲオメトリクスを栽培しています。 ずっと憧れだった、ゲオメトリクスのウチワサボテンへの接木と、その接木株の地植えを楽しんでします。 接木されたゲオメトリクス。 ゲオメトリクス維管束が大きいので、ウチワサボテン接木の初心者用の練習として持って来いだと思います。 うちでは、接ぎきれずに太りすぎたウチワサボテンの台木はことごとくゲオメトリクスと合体させられており、その数がかなり増えてきています。 昨年は、60本ほどゲオメトリクスをビロードウチワに接ぎ木しました。 春からお温度が上昇してきているので、ゲオメトリクスから芽がでてくるようになりました。 まるで、マタンゴ島の様です。 また、同時に、台木からも余計な脇芽が盛んに出てくるので、脇芽取りも大変になってきます。 一昨年接木した株は見事に開花してくれています。 ありがたいことに、去年は種が播ききれないほど取れたので、今年は受粉させずに鑑賞だけにとどめたいと思いま 接木していると成長が旺盛になります。
「旺盛」と言えば聞こえは良いですが、実際は異常な加速度成長です。 その為、側芽には”変わり物”が出てきたりしています。 写真の左側は少々、斑入りの芽となっています。 そして、右側は斑入りで且つ綴化してきています。 ギムノカリキウム・ムキダム数株が開花してきました。 ギムノカリキウムは、雌しべが雄しべの奥にか隠れているため、ピンセットでつまんで雌しべにつけても受粉されているのか全く確証がありません。 いつもの様に、花を切開して受粉作業させたいと思います。 ① 複数の株が同時開花してくれました。 ② 今回は、体の大きい個体だけに受粉させたいと思っています。 大きな個体の花を切開し雌しべを露出させます。 ③ 別の小さな個体の花をそのまま引っこ抜き、大きな個体の雌しべに花粉を塗りつけます。 ④ 乾燥させるのもあまり良くない感じがしていたので、花でそのまま蓋をしてます。 ギムノカリキウム・エスペランザエ
一週間ほど前に同様に切開受粉を行ったエスペランザエです。 子房を触ってみると、ザブングルの持ちネタの様にカチカチになっています。 弾力性があると、数日後にポトリを落ちてしまいますが、カチカチになっているので、ほぼ受粉成功していると思われます。 まだまだメディオロビビアが開花しているので、引き続き写真をアップロードしていきます。 メディオロビビア・ピグマエア・ヴィオラセンス HJ490 今年の初開花です。 海外のサイトを見る限り、ヴィオラセンスは白っぽかったり、うすいピンクだったりする傾向があるようです。 弊宅では桜色の可愛らしい色の花が咲いてくれました。 メディオロビビア・トロパエオリピクタ もう、この個体は7年くらい経っていると思います。 一時は種をつけすぎて、弱った所にカイガラムシ、ダニが一斉に襲いかかりみすぼらしい姿になっていました。 ここ2年でようやく復活してきたようです。 盛んに、開花してくれています。 メディオロビビア・ピグマエア・ハーゲイ FR57 FR57は2018年の台風以前からいるので、既に6年は経っていると思います。 台風時には、1cmほどの植物片しか残っていませんでしたが、接木で回復させて数年が経過し、個体株数もかなり増えてきました。 どうも、うちのFR57は若干ミュータント花の傾向があるようです。 メディオロビビア・ピグマエア・ディエルシアナ FR1113
ディエルシアナ FR1113も初開花です。 去年、そこそこの大きさの個体があったのですが、ほとんど開花しませんでした。 今年は満を持して、一斉開花してくれています。 ロビビアもひっそりと原種をいくつかは播いては接木して楽しんでいます。 時々、ブログをのぞいてくれている花サボテンの師匠は、メディオロビビアよりもこっちの方が興味あると思うので、いくつか写真をあげてみたいと思います。 ロビビア・ペントランディ・オマスヤナ L135 ペントランディ・オマスヤナは今年の初開花です。 本株はキリンウチワ接木株です。 昨年の秋、接降ろしに失敗して、台木が枯死していました。 冬に枯れた台木の部分を取り除き、根出しをしていたのですが、4月くらいから根が出てきてくれたようです。 半分諦めていたのですが、綺麗な花を咲かせてくれて感無量です。 ロビビア・ペントランディ JO954.04 これもまた、今年の初開花です。 Brnoの種子リストに「オレンジから黄色の花」という注釈がありましたが、黄色の花が咲いてくれました。 別遺伝子の株があといくつか有るので、引き続き他の花色を見守っていきたいと思います。 カマエケレウス・ルイスラミレジー・spノバ 厳密にはロビビアではありませんが、カマエセレウスのルイスラミレジーが2回めの開花です。 今年は、恐ろしく花をつけてくれました。 花の滝の様です。 本種は、暑い環境では弱ってしまいますが、涼しい環境ではとても成長が早いです。 どちらかと言うと、温室で育てるよりは、軒下などの環境で育てるのが良いような気がしています。 ロビビア・レブチオイデス・デンシスピナ VG 628 色彩的には地味なオレンジですが、ぐるりと回った雄しべが華やかな感じがしており、お気に入りの花サボテンです。 ロビビア・ サルテンシス・マルチコスタータ VG801 写真は開花2年目の株です。 充実した株になってくれたので、一株で沢山の花をつけてくれました。 ロビビア・ サルテンシス・マルチコスタータ VG801
育苗箱に植えたカキコも一斉開花してくれました。 じっと見ていると、目がどうにかなりそうです。 喉黒な為、黒と赤が目立ちます。 最近、大河ドラマで出てくる武田の赤備え部隊のようです。 |
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3月 2024
運営者近畿の住宅地の中でサボテンや多肉を育てています。 |