多肉植物学名の由来
A
アデニウム:Adenium Aden(アラビア語)=本属の植物を原産地北アフリカで使われてアラビア語でAdenと呼ばれていた |
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アエオニウム:Aeonium
意味:永続して生える多肉植物 Aionion(ギリシャ語)=永続する |
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アガベ:Agave
意味:アガウェの様な癖のある多肉植物 ギリシャ神話の人物Agave(アガウェ)から。 実の子供を殺害した、また、夫を殺害しその所領を父に譲渡した人物。 |
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アロエ:Aloe
Aloe(ヘブライ語)=本属の植物をAloeとして呼ばれていた。 |
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アロイノプシス:Aloinopsis
意味:アロエに似た多肉植物 Aloi(ラテン語)=Aloe Opsis(ラテン語)=~の顔を持った |
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アルギロデルマ:Argyroderma
意味:銀色の皮膚を持った多肉植物 Argyros(ラテン語)=銀色 Derma(ラテン語)=皮膚 |
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B
ブルセラ:Bursera Joachim Burser (1583-1639)ドイツとデンマークで活躍した植物学者を記念して命名 |
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C
ケイリドプシス:Cheiridopsis 意味:刀の鞘(さや)の様な多肉植物 Chiris(ラテン語)=刀の鞘 Opsis(ラテン語)=~の顔を持った |
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コチレドン:Cotyledon
意味:お椀型のくぼみのある葉っぱを有する多肉植物
Kotuledon(ギリシャ語)= お椀型のくぼみ
コノフッツム:Conophytum
意味:円錐形の姿をした植物
Cono=円錐・錐体(羅:Conus=円錐)
Phytum=植物
クラッスラ:Crassula
意味:分厚い葉っぱを持った多肉植物
Crassula =分厚い
意味:お椀型のくぼみのある葉っぱを有する多肉植物
Kotuledon(ギリシャ語)= お椀型のくぼみ
コノフッツム:Conophytum
意味:円錐形の姿をした植物
Cono=円錐・錐体(羅:Conus=円錐)
Phytum=植物
クラッスラ:Crassula
意味:分厚い葉っぱを持った多肉植物
Crassula =分厚い
キフォステンマ:Cyphostemma
意味:曲がったこぶ状の花輪を持った多肉植物 Kyphos=曲がったこぶ Stemma=花輪 |
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D
デロスペルマ:Delosperma 意味:目で見る事が出来る種を持った多肉植物 Delos(ギリシャ語)=目で見る事が出来る Sperma(ギリシャ語)=種 |
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ディンテランタス:Dinteranthus
意味:カーツ・ディンターの花が咲く多肉植物 Dinter = Kurt Dinter (1868–1945)ドイツの植物学者 Anthos(ギリシャ語)=花 |
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ディオスコレア:Dioscorea〔亀甲竜〕
ペダニウス・ディオスコリデス(Pedanios Dioscorides)1世紀の薬草学、植物学者
18世紀にリンネが彼の功績を記念して命名
ドルステニア:Dorstenia
テオドール・ドルステン(Theodor Dorsten 1492–1552) ドイツの医師・植物学者を記念して命名
ダドレヤ:Dudleya
ウィリアム・ラッセル・ダドレイ(William Russell Dudley 1849-1911) アメリカの植物学を記念して命名
デュバリア:Duvalia
ヘンリ・オウギュスと・デュバル(Henri Auguste Duval 1774-1814) フランスの医師・植物学者を記念して命名
ディッキア:Dyckia
ヨーゼフ・ディック(Joseph Dyck 1773-1861)ドイツ(プロイセン)の地方領主で園芸家を記念して命名
ペダニウス・ディオスコリデス(Pedanios Dioscorides)1世紀の薬草学、植物学者
18世紀にリンネが彼の功績を記念して命名
ドルステニア:Dorstenia
テオドール・ドルステン(Theodor Dorsten 1492–1552) ドイツの医師・植物学者を記念して命名
ダドレヤ:Dudleya
ウィリアム・ラッセル・ダドレイ(William Russell Dudley 1849-1911) アメリカの植物学を記念して命名
デュバリア:Duvalia
ヘンリ・オウギュスと・デュバル(Henri Auguste Duval 1774-1814) フランスの医師・植物学者を記念して命名
ディッキア:Dyckia
ヨーゼフ・ディック(Joseph Dyck 1773-1861)ドイツ(プロイセン)の地方領主で園芸家を記念して命名
E
エケベリア:Echeveria エチェベリア・ゴドイ・アタナーシオ(Echeverria y Godoy Atanasio 1771-1803) メキシコの画家・植物研究家を記念して命名 |
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ユーフォルビア:Euphorbia
紀元前にギリシアで生まれた宮廷医師であるユーフォブス(Euphorbus)を記念して命名。 ユーフォブスは現在のユーフォルビアには下剤の作用があると記述した。 このユーフォブスの記載を記念して17世紀にリンネより命名。 |
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F
フォーカリア:Faucaria 意味:神話の怪獣のように開いた口を持った多肉植物 Fauces(ラテン語)=のど・口 -aria(ラテン語)=葉っぱ |
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フェネストラリア:Fenestraria
意味:葉っぱに窓を持つ多肉植物 Fenestra(ラテン語)=窓; -aria(ラテン語)=葉っぱ |
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フリチア:Frithia
フランク・フリス(Frank Frith 1872-1954)西アフリカの植物を研究したイギリスの園芸家を記念して命名 |
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フォッケア:Fockea
ヘンドリック・チャールズ・フォッケ(Hendrick Charles Focke 1802-1856)スリナムを中心に活躍していたオランダのプラントハンターを記念して命名 |
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G
ガステリア:Gasteria 意味:お腹の様に膨れ上がった花被(かひ)を持った多肉植物 Gaster(ギリシャ語)=お腹 |
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ギバエウム:Gibbaeum
意味:隆起した姿をした多肉植物 Gibba(ラテン語)=隆起した |
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グラプトペタルム:Graptopetalum
意味:点描されたような花弁を持つ多肉植物 Graptos(ギリシャ語)=点描された、彫りこまれた Petalon(ギリシャ語)=花弁 |
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グラプトベリア:Graptoveria
グラプトペタルムとエケベリアのハイブリッド種 |
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H
ハオルチア:Haworithia
エイドリアン・ハーディ・ハワース(Adrian Hardy Haworth 1768-1833)イギリスの昆虫・植物学者で多肉植物の著述を行った人物を記念して命名
フーディア:Hoodia
19世紀イギリスの多肉植物のコレクターであるフード氏を記念して命名
フエルニア:Huernia
ユストゥス・フールネ(Justus Heurnius 1587-1652)
オランダの宣教師で南アフリカの植物を初めてヨーロッパにもたらした人物を記念して命名
スタペリア属などガガイモ科の植物について多くの記述を残す
ハオルチア:Haworithia
エイドリアン・ハーディ・ハワース(Adrian Hardy Haworth 1768-1833)イギリスの昆虫・植物学者で多肉植物の著述を行った人物を記念して命名
フーディア:Hoodia
19世紀イギリスの多肉植物のコレクターであるフード氏を記念して命名
フエルニア:Huernia
ユストゥス・フールネ(Justus Heurnius 1587-1652)
オランダの宣教師で南アフリカの植物を初めてヨーロッパにもたらした人物を記念して命名
スタペリア属などガガイモ科の植物について多くの記述を残す
J
ヤトロファ:Jatropha〔珊瑚油桐〕 意味:栄養豊富で医師いらずな植物 Iatros(ギリシャ語)=医師 Trophe(ギリシャ語)=栄養 |
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K
カランコエ:Kalanchoe カランコエに属する植物の中国名"伽藍菜"が由来 これを広東系中国語で読むとガー・ラム・チョイから |
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L
リトープス:Lithops 意味:岩石のような姿をした植物 Lithos=岩石 ※リトグラフ(石版印刷)と同語源 Opsis=~の顔を持った |
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ラリレアキア:Larryleachia
ラリー・リーチ(Larry C. Leach 1909-1996) イギリスの植物学者を記念して命名。
ジンバブエ、南アフリカで多肉植物の研究を行った。
ラリー・リーチ(Larry C. Leach 1909-1996) イギリスの植物学者を記念して命名。
ジンバブエ、南アフリカで多肉植物の研究を行った。
M
メセンブリアンテマ:Mesembryanthemum 意味:正午に近い昼間に花咲く多肉植物 mesembria(ラテン語)=昼間・正午 anthemon(ラテン語)=花 |
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モナデニウム:Monadenium
意味:一つの分泌腺を持った多肉植物 Monos(ギリシャ語)=一つの Aden(ギリシャ語)=分泌腺 |
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モニラリア:Monilaria
意味:ネックレスの様に葉が結合している多肉植物 Monile(ラテン語)=ネックレス -aria(ラテン語)=葉 |
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O
オフタルモフィルム:Ophthalmophyllum 意味:目玉の様な葉っぱを持った多肉植物 Ophtalmos(ギリシャ語)=目 Phyllon(ギリシャ語)=葉 |
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オトンナ:Othonna
意味:麻布(あさぬの)の様な肌触りのある多肉植物 Othone(ギリシャ語)=麻布、リネン |
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P
パキフィッツム:Pachyphytum 意味:分厚く太った多肉 Pachys(ギリシャ語)= 分厚い、太った phyton (ギリシャ語) = 植物 |
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パキポディウム:Pachypodium
意味:分厚く太った足を持った多肉植物 Pachys(ギリシャ語)= 分厚い、太った podion (ギリシャ語) = 足 |
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ピアランサス:Piaranthus
意味:太った花を持つ多肉植物 Plaros(ギリシャ語)=太った Anthos(ギリシャ語)=花 |
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プレイオスピロス:Pleiospilos 〔帝玉〕
意味:体全体に斑点を帯びた多肉植物 pleios (ギリシャ語)=全部に spilos (ギリシャ語)=斑点 |
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プセウドリトス(シュードリトス):Pseudolithos
意味:岩石に似た風貌を持った多肉植物 Pseudo(ラテン語)=~に似た Litho(ラテン語)=石 |
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R
ラフィオナクメ:Raphionacm 意味:カブに似た姿をした多肉植物 Rhaphys(ギリシャ語)=カブ、ビート Akme(ギリシャ語)=姿・風貌 |
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S
サルコカウロン:Sarcocaulon 意味:水々しい茎を持った多肉植物 Sarkos(ギリシャ語)=水々しい Caulon(ギリシャ語)=茎 |
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セダム:Sedum
意味:センペルビウムの様な多肉植物 Sedun(ラテン語)=万代草=センペルビウム |
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センペルビウム:Sempervium
意味:永遠に生きる多肉植物 semper(ラテン語)=永遠に vivus(ラテン語)=生きる, |
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セネキオ:Senecio
意味:種子の冠毛に老人のような白髪がある多肉植物 Senic(ラテン語)=老人 |
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スタペリア:Stapelia
ヨハネス・ファン・スターペル(Johannes van Stapel 1602-1636)オランダの植物学者を記念して命名 本植物の発見と記載を行った功績を記念して、リンネが18世紀に命名 |
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スタペリアンサス:Stapelianthus
意味:スタペリア属の様な花を持った多肉植物
STAPELIA=スタペリア属
Anthos(ギリシャ語)=花
意味:スタペリア属の様な花を持った多肉植物
STAPELIA=スタペリア属
Anthos(ギリシャ語)=花
T
チタノプシス:Titanopsis 意味:石灰岩の様な風貌をした多肉植物 Titanos(ラテン語)=石灰岩 Opsis(ラテン語)=~の顔を持った |
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トリコカウロン:Trichocaulon 〔仏頭玉〕
意味:羊毛に覆われた茎を持つ多肉植物
trichos(ギリシャ語)=髪の毛・羊毛
Caulon(ギリシャ語)=茎
トリコディアデマ:Trichodiadema
trichos(ギリシャ語)=髪の毛・羊毛
diadema(ギリシャ語)=帯、バンド
意味:葉の先端が帯状に毛に覆われる多肉植物
チレコドン:Tylecodon
コチレドン(Cotyledon)のアナグラム(言葉あそび)
意味:羊毛に覆われた茎を持つ多肉植物
trichos(ギリシャ語)=髪の毛・羊毛
Caulon(ギリシャ語)=茎
トリコディアデマ:Trichodiadema
trichos(ギリシャ語)=髪の毛・羊毛
diadema(ギリシャ語)=帯、バンド
意味:葉の先端が帯状に毛に覆われる多肉植物
チレコドン:Tylecodon
コチレドン(Cotyledon)のアナグラム(言葉あそび)
W
ホワイトスロアネア:Whitesloanea
アラン・キャンベル・ホワイト:Alain C. White (1880– 1951) アメリカのチェス棋士、園芸家
ボイド・リンカーン・スローン:Boyd L. Sloane (1886–1955) アメリカのサボテン園芸家
両者の植物学的貢献を記念して命名
ホワイトスロアネア:Whitesloanea
アラン・キャンベル・ホワイト:Alain C. White (1880– 1951) アメリカのチェス棋士、園芸家
ボイド・リンカーン・スローン:Boyd L. Sloane (1886–1955) アメリカのサボテン園芸家
両者の植物学的貢献を記念して命名
Z
ジゴシキオス:Zygosicyos
Zygon(ギリシャ語)=縛った
Sikyos(ギリシャ語)=ウリ
「ウリをしばった様な塊根(かいこん)を持った植物」
ジゴシキオス:Zygosicyos
Zygon(ギリシャ語)=縛った
Sikyos(ギリシャ語)=ウリ
「ウリをしばった様な塊根(かいこん)を持った植物」